2004年 07月 26日
「周防国分寺展」
週末は山口県立美術館に「周防国分寺展」を観に行ってきました。
山口県防府市にある周防国分寺は1200年に創建されたもの。 創建期と同じ場所に建っている(立て直しはしている)のだが、 奈良時代に全国に建立された国分寺の中でもそういうものは珍しいらしい。 平安時代からの数多くの仏像を有している。 大内氏、毛利氏の助力に恵まれていたそうだ。 実際、大内氏が周防国分寺にいろいろなお伺いをたてた文?が展示されていた。 信仰に厚かったからこそですね。 そういうものをみるのもおもしろく、 そして目玉の四天王像と薬師如来像。 ををを、ステキ。 見ていてなんかうれしくなった。 「争乱、飢餓、疫病などの災いを取り除いてくれいっ」 そんな軽ーい感じではないのだろうけれども、 当時の人はそう思って四天王をつくったのでしょうね。 四天王は大迫力。 腰をくねっと曲げて邪鬼を踏みしめ、すごい形相で睨んでいます。 4体のうち2体づつ腰のくねり方がちがってました。 しれーと四天王の動きをマネしたりして・・・。 薬師如来はおもろい。 胎内から室町期に消失したかつてのご本殿の手がでてきたり、 手にもっている薬壺(やっこ)には本当のくすりがはいっていたり(お米も入っていた)。 ーーーーをを、「薬師如来」の「薬」はそういう意味か!(今更気づく) ーーーーちなみに本当のくすりが入った薬壺をもっている薬師如来は珍しいそうですよ。
by mackimber
| 2004-07-26 22:07
| 観たり感じたり
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