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ウララカ

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久しぶりにYCAMに

ホワイエでおこなわれたcontact Gonzoのパフォーマンスをみにいきました。

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ベースはコンタクト・インプロヴィゼーション(体を触れ合わせて相手の重さや動きを感じ取りながら、即興で踊っていくダンス)なのだけれども、ぱっと見は 男同士の喧嘩。コンタクトをこんなかたちにももっていけるのですね。パフォーマンスはゆるゆるに進行していくのだけれども、笑いあり、山場もありーので、おもしろかったです。開放的なホワイエにあっていたなー。
おもしろそう&みにいくよーと教えてくれた○○さん、どうもありがとデス。


パフォーマンスをみた後は、スタジオAで展示されている、三上晴子さんのDesire of Codes l 欲望のコード というインスタレーション展をみました。これ、おもしろかったです。

久しぶりにYCAMに_a0023673_23502290.jpg久しぶりにYCAMに_a0023673_2350435.jpg
壁面いっぱいに設置された暗視カメラ(写真左)は、近くによると反応してウィウィーンという音をたてて小刻みに動いて一斉にこちらの方をむくのです。なにかの映画でみた世界みたい・・・。これにはテンションがあがりました。よくできてるなー。
暗視カメラにうつされた映像は、別の場所に設置された巨大なスクリーンにリアルタイムだったり時間をおいて映し出されます。
(写真右の)巨大なスクリーンは分割されていて一度にたくさんの映像が映し出されているのだけれども、一角の映像だけカラーでした。ん? 聞くと、それは、公共スペースに実際に設置されている監視カメラの映像だそうです。これをみてリアルにこわさを感じました。さっきまでは、カメラで自分が撮られても全然平気でした。撮られているということを知っていたし、インスタレーション展なので、前提として撮られて自分の画像がとり込まれることは予想できたからだと思います。でも(この監視カメラのように)自分が知らないところで勝手に撮られ、勝手に誰かにみられるとなると、全然違って、こわい・・・。さらに、それをつかう人のきりとり方でいかようにもかわるもので全然違うイメージにあてはめられたりする可能性も大いにあるわけで・・・。

パンフをよむと「データとしての身体」と「ここにある肉体」との境界が曖昧になっていく現代の状況を表現した作品だそうです(かなり要約)。私の感想はかたよったもの。次はヨーロッパで展示されるのかな、興味あるかたは是非今のうちにみにいってみては?
by mackimber | 2010-05-16 23:30 | 観たり感じたり | Comments(0)