2011年 08月 27日
「カンディンスキーと青騎士展」県立美術館で開催されている「カンディンスキーと青騎士展」を観にいってきた。前の企画展の時にいいなと思ったので、今回もギャラリーツアーに参加。1度みたあとに参加したかったのだけれども、家でもたもたしてしまい、結局美術館に着いたのはギャラリーツアーがはじまる時間。 今回の企画展は、抽象画が誕生するまでの道のりをしめしたものでもある。カンディンスキーの絵がメインだけれども、ヨーロッパの20世紀初頭における前衛芸術家グループの青騎士のメンバーの絵も展示されている。抽象画は、突然変異ではなく、実験をくりかえした結果 誕生したのだけれども、その変化していく様をみるのはみごたえがあったし、互いに影響をあたえあいながら変化していく青騎士のメンバーの、その人なりの取り入れかたをしているのがみえてきて、おもしろかった。 ところで、カンディンスキーが絵をはじめて、抽象画が誕生する迄20年もかかっていないのよね、試行して5年ぐらいのあいだでみるみる絵がかわっている。こんな短期間で!と驚くと同時に、あたらしいものがうまれるときはこういうものかなとも思う。 お気に入りの絵は、カンディンスキーの[ビーチチェア],[まっすぐな道],[コンサート],[コンポジションⅦのための習作2],ミュンターの[マリアンネ・フォン・ヴェレフキンの肖像],[聖ゲオルギウスと静物],マッケの[林檎をもつ肖像],[遊歩道],[帽子店]。 好きな絵がいっぱいあったので、絵ハガキを買って帰ろうと思ったけれども、やめた。抽象画ほど絵はがきでは伝わらないものはないかもしれないなー。所蔵しているレンバッハハウスが工事のために常設展示ができないから貸し出し可能になってこの企画展はなりたっているわけで、これらの絵がみれてラッキーだったな。
by mackimber
| 2011-08-27 23:25
| 観たり感じたり
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