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「秋菊の物語」

TVをつけていたらはじまったチャン・イーモウ監督の映画 「秋菊の物語」(1992) を観る。
主演はコン・リー。

田舎の農村に住む妊婦秋菊は
夫の股間を蹴ってケガを負わせた村長に謝罪をさせるために
身重の体で、村を出て町にむかう。
町の判決に納得できなかったら都市に
都市の判決に納得できなかったら首都にと
自動車にも乗ったことのない田舎娘がでかけていく。
判決によって春菊夫婦への和解金は増えるが
秋菊にとって大事なことはお金よりもスジ(村長に謝ってもらう)をとおしてもらうこと。
判決のための調査がおこなわれている中
秋菊のお産が始まる。難産。
村長の助けによって秋菊は無事に男の子を出産。
秋菊と村長の仲が回復しようかとした時
先にだした秋菊の訴えが認められたことにより
村長の留置所行きが決まるのであった。

おもしろい話だった。
秋菊のことを愚か者と思うかそうじゃないかは人によってまちまちなんだろうなぁ。
秋菊はただスジをとおしたかっただけ、
村長を捕まえたかったわけじゃないのにそうなっちゃった。
人との関わりの中でスジを通すってことにばかりこだわっていると
大事なものを失ってしまうなあって私は思いました。
そう思ったのは私は結構頑固な方だからかも。いかんいかん。
別にこの物語は教訓めいたカンジでつくられてはいなく
なんとなくコミカルなんですがね。
by mackimber | 2005-03-06 19:52 | 観たり感じたり | Comments(2)
Commented by duprejacqueline at 2005-03-06 20:28
はじめまして、dupreと申します。
この作品、コン・リーのノー・メイクの演技がリアルだったのを覚えているんですが、ちょっと疑問が残ってます。
「秋菊」って日本語読みを本当に「しゅうぎく」で良いのかどうか。
なんとなく変な感じです。
Commented by mackimber at 2005-03-06 23:14
はじめまして、dupreさん。
コメントどうもありがとうございます。
そうですね、リアルでしたねー。
口の開き具合とか立ち方とか。演技というのは忘れてました。

私は「秋菊」の読み疑問は全然感じてなかったです。
あぁ、言われてみれば。笑。